第2話「雪の蓼科と諏訪の居酒屋」

諏訪めぐり
第2話「雪の蓼科と諏訪の居酒屋」

立ち寄り所

親ゆずりの味

岡谷市の高台にひっそりと佇む「親ゆずりの味」は、地元の人に長く愛され続けているラーメン店。暖簾をくぐると、どこか懐かしい香りに包まれ、ふと実家に帰ってきたような安心感に包まれます。あっさりとした醤油ベースのスープは、鶏や野菜の旨味がじんわり広がり、まさに“親ゆずり”という名前がぴったり。ピリ辛の「峠ラーメン」には、きのこやにんにくがたっぷり入っていて、食べ進めるほどに体がぽかぽかと温まっていきます。テラス席からは、諏訪湖や南アルプスを一望できる絶景も。旅の途中、ほっとひと息つける、あたたかなお店です。

住所〒394-0091 長野県岡谷市内山4769−59
TEL0266-22-7368
営業時間11:00~21:00
(スープがなくなり次第終了)
定休日木曜日

蓼科湖

静かな山あいにたたずむ「蓼科湖」は、標高約1,250メートルに位置する高原の小さな湖。旅の途中、車を止めてふと立ち寄りたくなるような、やさしく穏やかな空気が流れています。湖のまわりには遊歩道が整備されていて、のんびりと歩きながら水面に映る山々や空を眺めていると、自然と心がゆるんでいくのを感じます。

四季折々の風景が楽しめるのも魅力のひとつ。春は新緑、夏は青々と茂る木々、秋は鮮やかな紅葉、冬は雪化粧と、いつ訪れても違った表情を見せてくれます。湖畔にはカフェや足湯、地元の特産品が並ぶ小さなお店、美術館なども点在していて、ちょっと寄り道するにはぴったりのスポット。ファミリーでも、カップルでも、一人旅でも、思い思いの時間を過ごすことができます。

観光地としてにぎやかすぎず、それでいて自然と文化が心地よく溶け合う――そんな蓼科湖は、日常の喧騒を忘れさせてくれる、心あたたまる癒しの場所です。

住所〒391-0301 長野県茅野市北山

御射鹿池

まるで一枚の絵画のような風景が広がる「御射鹿池(みしゃかいけ)」は、東山魁夷の名画『緑響く』のモチーフにもなった、神秘的な美しさを持つ池です。茅野市の山あいにひっそりと佇むこの池は、四季折々の自然を静かに映し込み、訪れる人の心をすっと鎮めてくれます。

水面は驚くほど静かで、まるで鏡のよう。春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉、冬の雪景色……どの季節も、それぞれの美しさが水面に映し出され、まるで時が止まったかのような感覚になります。人工池でありながら、その神秘性はまるで自然が生んだ奇跡のよう。

観光地としての派手さはありませんが、それがまた魅力。展望スペースからそっと景色を眺めるだけでも、心に残る時間になります。写真好きな方はもちろん、静かに自然と向き合いたい方にもおすすめ。御射鹿池は、日常のざわめきから少しだけ離れて、自分自身と向き合う旅のひとときを与えてくれる場所です。

住所〒391-0213 長野県茅野市豊平奥蓼科

きよ兵衛


諏訪の静かな住宅街にひっそりと佇む「きよ兵衛」は、落ち着いた大人の隠れ家のようなお店でした。扉を開けると、丁寧に整えられた空間と、凛とした空気に思わず背筋が伸びます。いただいたのは、地元信州の食材を使った季節の料理。特にお刺身の鮮度と美しさには感動しました。信州たろーぽーくや地鶏の炭火焼も香ばしく、地酒との相性も抜群。観光の食事とはひと味違う、地元の「本物」に触れられるような時間でした。大切な人とまた来たくなる、そんな一軒です。

住所〒392-0012 長野県諏訪市四賀飯島2343−3
TEL/FAX0266-78-3213
営業時間17:30~22:00
定休日木曜日

スワ交通

諏訪を旅するなら、移動は「スワ交通」にお願いするのがおすすめです。駅からの送迎はもちろん、観光スポットを効率よくまわりたいときにも心強い存在。地元を知り尽くしたドライバーさんが、ただの移動だけでなく、ちょっとした観光案内や地元ならではの話も交えながら、快適に目的地まで運んでくれます。

特に諏訪湖や高原エリアなど、車がないとアクセスが難しい場所を巡る旅ではとても便利。貸切プランや観光タクシーもあるので、自分だけのプライベートな旅時間を楽しめます。慣れない土地でも安心して移動できる――そんな心強い“旅の相棒”です。

住所〒392-0012 長野県諏訪市四賀103−6
TEL/FAX諏訪営業所:0266-52-1190
岡谷営業所:0266-22-1190
茅野営業所:0266-72-1190
利用時間24時間365日対応